秋風吹けば ーぼんやりふらふら十月の夜にー

秋風吹けば
吹っ飛ばされ
それでも終わるんじゃなく

況してや
始まるだけだ
どこまでいっても終わるんじゃなく

秋風吹けば
そこから

それだけで

知らぬ間に
解かれた手

どうせ知らぬ間に
結ばれた手だった

それでも解けない心

それだけでよかったから

ずっとそれだけで

永遠なんて
多分そんなもの

ただの夜に戻る瞬間

いま風は止む
何事も無かったかのように
気狂いじみた高揚感はもう遠く

戻りたくもないのに
ただ笑う

また風は吹く
ここから全てを攫っていくように
残るのは使い道のない残像だけ

戻りたくもないのに
ただ笑う

晩夏

どこで僕らは夏の終わりを感じたのだろう
まるでくそガキのようなセンチな気分で

またいつか思い出すだろう
風の音や匂いやこんな気分を

何度も僕らは夢を見れるはずだ
きっと、何度でも

巡る想いが全てを流し去る
まるでジェットコースターのようなスピードで

またすぐにやって来るだろう
やや遠くなった太陽の季節

何度も僕らは夢を見れるはずだ
あと、何度でも

知ったことじゃない

外は晴れたり曇ったり
まして雨がやって来るかも
知ったことじゃない
僕はびくともしない

行き場を失った季節は
世間をイライラさせている
知ったことじゃない
僕は笑い飛ばしてみた

へこたれるのも馬鹿馬鹿しく
遠い空を眺めてる
こだわるほどのものでもなく
遠い空を眺めてる

知ったことじゃない
知ったことじゃない
僕の中では
プロフィール

tukeji

Author:tukeji

昭和中期の冬に大阪で生まれる
バンド、詩、その他もろもろの真っ最中

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