初冬、夕暮れ

誰、想う初冬の夕暮れに
鈍くまとわりつく光に埋もれ
思い出すのは深く沈んだままの
あの日の記憶

還れない夜など知っちゃいない
ただそこにたどり着きたい

見えなくなるまで信じちゃいない
僕は何かをあきらめた訳じゃない


夢から覚めても

夢の中で走り疲れて
素面の愛に少し寄りかかる
逃げる場所なんてどこにもないのに
偽りの気分に酔いしれる

夢の中を抜け出して
まともなことでも考えてみる
収まる場所なんてどこにもないのに
偽りの自分を嘲笑う

夢から覚めても逃げられず
夢から覚めても収まらず
誤魔化しだけがつきまとう

俺たちはアコースティックでも、ぶっとべるのか?

今週末、俺がベースを弾いている、クレイジー・ダイヤモンズのライブが有ります。
今回は、何故かアコースティック・イヴェントです。
俺たちも全曲、アコースティック・バージョンで演らせてもらいます。
俺たちはアコースティックでも、ぶっとべるのか? 乞うご期待。
ご近所の方、暇な方、ぶっとべるかどうかは判りませんが、よろしく、どうぞ。


2010.12.4(sat)大阪 本町Mother Popcorn

open 18:00 start 18:30

前売り、当日共 1500yen(drink代要別途)

雑文堂Workshop Vol.1

 出演 クレイジー・ダイヤモンズ(アコースティックset)
    雑文堂
    <ゲスト> カサスリム・トリオ 

偶然は

あと十センチ違ったら
みんなわかり合えていたのに
その十センチが遠すぎて
こんなところで立ち止まる

たかがそんなものさと嘆いてみても
どうせそんなものさと腐ってみても
偶然はいつも最高の気まぐれでしかないものなのです

あと一秒違ったら
全てがうまくいったのに
その一秒が遠すぎて
こんなところでへたり込む

たかがそんなものさと言い聞かせてみても
どうせそんなものさと騙してみても
偶然はいつも必然にはすり替わらないものなのです

いつでも

誰かが欲しがっているのだ
僕の想いを
誰かが爪を研いでいる
見えないところで

いつでも手に入れたいのだろう
訳も知らない者どもが

誰かがまとわりついているのだ
僕の周りを
意味も判らずに笑っている
きっとどこかで

いつでも知っていたいのだろう
訳も知らないくせに

きっとどこかで今夜も
笑っているのだろう
きっとどこかで今夜も
退屈な話をひけらかしているのだろう

なあ!

どこまで行けるのかなんて知らない
どこまで行けるのかなんて数えたこともない
暇をくれ
暇をくれ
暇があれば
こんな所で立ち止まりたくないんだ なあ!

全てを受け入れるなんて思わないで
全てを受け入れると言った覚えはどこにもない
何もいらない
何もいらない
アレがあれば
こんな所でくたばりたくないんだ なあ!

なあ! お前
なあ! お前
なあ!
なあ!
なあ!

温もり

温もり
今まで感じなかった温もり
今どうしようもない位に感じてしまう
代わりのできない温もり
全てを台無しにしてもかまわない

温もり
近くて遠かった温もり
知らぬふりしてきたつもりだったが
なんだか柄にもない温もり
結局俺はここに還ってしまう

温もり
自然に感じた温もり
もうどこへも手放せなくなりそうで
ずっと忘れられないほどの温もり
今更永遠が見え隠れする

挨拶もなしに

空気はひび割れ夜は来た
すぐに秋は消えて行った
いつの間にか知らん顔して
挨拶もなしに

けたたましく潜り込んで来た
冬の匂いが大きな顔をしながら
色は失せて時間は乱れた
挨拶もなしに

挨拶もなしに
さようならを
挨拶もなしに
ようこそを
挨拶もなしに
秋はずっと向こうへ消えて行った

挨拶もなしに
秋は行ったまま
挨拶もなしに
冬は来る

挨拶もなしに
冬は眼の前に現れた

来るべきもの

来るべきものなどいらない
そんなものが宿命であろうとなかろうと
来るべきものなどいらない
とても俺には似合わないから

来るべきものなど信じない
たとえばそれが必然であったとしても
来るべきものなど信じない
いつも俺は笑っていたいから

俺は拒む
俺は撥ね付ける
俺はまともだ

俺はここにいる
だからどうした

俺はここにいる
それがどうした

来るべきものよ

ひとりよがり

何を見ているのだろう
何を聞いているのだろう
俺の想いは伝わらない
俺の言葉は風に舞う
みんな頭はまともだろうか
みんな心はあるのだろうか
しかしこれはひとりよがり
自信にあふれたひとりよがり

どんな生き方をしたのだろう
どんな物を食ったのだろう
俺の想いに追いつかない
俺の言葉は向こうの方へ
みんな偉そうにしている
みんな知ったふりしている
だけどしょせんひとりよがり
持て余したままのひとりよがり

春を感じて
夏を愛して
秋を抱きしめて
冬を乗り切ったいつだって

走り過ぎた俺のひとりよがりは

感動

インスピレーションの誤魔化しはやめてくれ
本物はいつもエセをねじ伏せてしまう
その圧倒的な力を感動と呼ぶ

僕はいつもそれを待っている

僕はいつも

僕はいつもそれを信じている

僕はいつも

それだけを

その圧倒的な感動を

1111

いち、いち、いち、いち
ぞろ、ぞろ、ぞろ、ぞろ
揃わなくてもいいんだよ
馬鹿の一つ覚えみたいに

俺は自由になりたい

いち、いち、いち、いち
それがどうした
ぞろ、ぞろ、ぞろ、ぞろ
何になるんだ

俺ははぐれていたい

あの場所まで

今、帰る
在るべき場所へ
嘘つきな夢はもう終る

欲しかったものは全てここに

今、帰る
居るべき場所へ
さっき捨ててきたはずだ

何かを紛らわせるための苛立ちは

今、帰る
どこへも行けずに
絡み付く暇はなくなった

在るべき場所へ、居るべき場所へ、今


冬間近

この雨が静かに止む頃に冬はやってくる
暑い夏の一番反対側で生きている季節
北風はまた容赦なく
僕に襲いかかってくるのだろうか

だが
今年の冬は少し違う
ちょっとやそっとじゃくたばらない
今年の僕は大丈夫
冷たい風にもだいぶん慣れたから

午後五時に街灯が点く頃に冬はやってくる
色褪せた陽がけだるくあくびをする季節
雪はまた凍りつき
僕を閉じ込めてしまうのだろうか

だが
今年の冬は少し違う
涙はもう残っていない
今年の僕は大丈夫
凍りついた雪も溶かせるはずだから

苦し紛れの一日

途切れ途切れに声をたてる
苦し紛れの一日に
ただ何となく付き合った
此処は違うと判っていながら

いつまでも悪い事ばかりじゃあるまいが
相変わらずの一日よ
いつまで待てば納得できる
此処は駄目だと感づいていながら

早く行けと心ははやるが
もう少しと怖じ気付く

苦し紛れの一日なのに
苦し紛れの一日なのに
またあぐらをかいている

気取ってみる

気取ってみる
熱かったあの日を思い
まだ醒めちゃいない僕が此処にいる

気取ってみる
足早に過ぎ去る時の中
忘れられない事ひとつ絡まったまま

気取ってみる
まだこんな所で
何処も彼処もありゃしない僕の想い

気をつけろ

何か足らないままでも動いている

どうなることやら

気をつけろ
そのうち全てが足らなくなるかも

何か分からないままでも信じている

どうなることやら

気をつけろ
そのうち全てに絶望するかも

気をつけろ
適当に踊っても
脚がもつれてお終いだ

気をつけろ
適当にうかれても
楽しみはいつも置き去りだ

気をつけろ
適当に生きていると
適当なところでくたばっちまうかも


俺の言葉は

生まれては知らぬ間にはぐれてしまう
気まぐれな言葉ども
どこへ行ったんだ?
俺の言葉

弾けてはあっという間に壊れてしまう
安っぽい言葉ども
どこへ行ったんだ?
俺の言葉

俺の言葉は
隠れてしまう
俺の言葉は
逃げてしまう

どこへ行ったんだ?
俺の言葉


プロフィール

tukeji

Author:tukeji

昭和中期の冬に大阪で生まれる
バンド、詩、その他もろもろの真っ最中

<当サイトに掲載されている詩、文書の著作権は全てtukejiに有ります。無断転載、複製は固く禁じます>
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