終わる頃

終わる頃に涙を流していたら
雨に打たれ紛れてしまった
行き着くのはたった今ではなく
ずっと向こうの方らしい

終わる頃に夢を見ていたら
風に吹かれ飛ばされてしまった
攫われたのはたった今ではなく
ずっと前から分かっていたが

終わる頃
さあ何処へ行く

終わる頃
さあ何処へ行こう

一日の終わり

何に疲れたのか判らないこんな日よ
まだ冷めぬ熱に侵されて
見えないままの温もりに甘えてみる

上手くやり過ごした一日の終わり

欲しかったものすら忘れ去って

贅沢でやるせない一日の終わり

曖昧な希望に包まれたまま


あっ、虚ろ

もうすぐ陽が沈む
虚ろな道の向こう側へ
昨日の太陽は何処へ行った
まだ全てを清算していないのに
眩しい光はいつ消えた
暗くて上手く見えないよ
過ぎて行く風の色さえ

まだ甘い夢の中
虚ろな心に寄りかかったまま
不確かな明日を睨みつけて
確かな現在を遠ざける
眩しい夜はいつ明けた
せつなくて上手く言えないよ
置いてけぼりを喰らったように

忘れんなよ、屁でもないってこと

ただ忘れるな
闘うこと

まだ忘れるな
終わらないこと

忘れんなよ
全てが変ろうが、全てが消え失せようが、屁でもないってこと

ただ忘れるな
そこにいること

まだ忘れるな
己のことだけは

忘れんなよ
何かが始まる時、何かを台なしにしても、屁でもないってこと

ケ・セラ・セラ

明日には向えない
アルコールですら洗いきれない
そんなどうしようもない思いを抱えて

脳天気には終れない
流しきれない日があるってこと
知らなかったわけでもなく待ち構えていたわけでもなし

それでも用意などするつもりは
これっぽっちもなくて

なるようになれと強がってみる

いつでも折れたつもりは
微塵もなくて

なるようになって繰り返す

そんな調子で

薬を詰めてみてもどれだけ綺麗に磨いたところで
このみじめなガタガタの歯を治す事なんてできはしないよ

いくらそこを掘り返して綺麗な土を盛ったところで
この殺された大地を生き返らす事なんてできはしないよ

程度の低い誤魔化しは止めてくれ

もうみんな知っているのさ
手も足も出せないって事を

ただみんな馴れちまったのさ
その場しのぎの手軽さに

どこへ行けるのだろう
そんな調子で
いったいどこへ



馬鹿者たち

次こそはと取繕って
明日こそはと判ったふりしても

半端なままではどっちにも行けず
しょせん今日すら生きられぬ
どうしようもない底なしの空想は
しょせん現在も乗り越えられず

だからとふんぞり返って
それがどうしたと強がってみても

なにひとつ見ようとはしていない目に
たかが今日すら映っておらず
やり場のない偽物の怒りは
たかが現在を壊せないまま

馬鹿は死んでもなおらない
馬鹿は死んでもなおらない

馬鹿は生きても気づかない
馬鹿は生きても気づかない

馬鹿はつくづく哀れに満たす
馬鹿はつくづく哀れに満たす

今日のところは

もう戻れはしない
とても昨日になんて
どれだけの嘘と本当をくり返し
どれだけの痛みと苦しみを抱え込んだとしても

優しさというものを見限ってはいないけど
寂しさなんてものに騙されはしない
まだ心はくたばっていないし
まだ頭も狂っていない

幸いにしてまだ丈夫だ
幸いにして今日のところは


まだ眠らない

まだ眠らない
その日差しの中へ滑り込みたい

まだ眠らない
何かをただ待ち望み

まだ眠らない
自由な朝の中で夢でも見ながら

まだ眠らない
何かが始まる予感に酔いしれて

いま僕はいる
何も間違ってはいない

何も捨てはしない

何かを捨てなきゃいけないらしい
訳の分からない理由がまた背中を押してくる

バランスの支点なんていらない
今の俺には用がない

右に左に転げ
前に後に倒れかかる

だからって何も捨てはしない
訳の有る理由がまだ俺を支えているから

ただじっと

絞り出す声

絞り出す想い

絞り出す魂

いまはこれでかまわない
答えはいつもこの手の中に

いずれ溢れ出すだろう
このちっぽけな手に負えないくらい

ただじっとやり過ごす
このどうしようもない時間を

溢れ出す声を

溢れ出す想いを

溢れ出す魂を

ただじっと期待をしながら
このどうしようもない時間の果てに眼を凝らす

もうすぐそこに

ざわめく街の音に随分慣れてしまった
僕の声はとけ込んで聴き取れないほどに
だけど埋もれたわけじゃなく
そんな振りをしているだけなんだ
いつでも出口を窺いながら

そのうち時はやって来る
もうすぐそこに

狂った季節の向こうに落ち着いて
欲しいものを探してみたけれど
必要なものなく不要なものなく
どうにかまとまって行くだけなんだ
いつでも出口を閉ざしながら

きっと時はやって来る
もうすぐそこに



夜明けを待ちながら

どこまで行くんだ
この思いは
何から何まで捨ててしまいたい夜
どうやら収まりがつきはしない

どこまで吹くんだ
この風は
何から何までぶち壊したい夜
どうやら心も散らかって行く

夜が明けたら
どうにかなるかも

夜が明けたら
どうにか救われるかも

ただ待つ夜明け
ただ待つ俺

プロフィール

tukeji

Author:tukeji

昭和中期の冬に大阪で生まれる
バンド、詩、その他もろもろの真っ最中

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