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悲しみはやって来るけど

さよならという言葉を僕は知って
おまけに感覚までも知っている
まだ知らないのは向こう側
さよならの向こう側

涙の意味に触れることなんてできはしない
そこにある温度だけに納得して
涙の拭い方さえままならない
どうしようもない僕がいる

悲しみはやって来るけど
だけどそれだけじゃない
きっとそんなはずじゃない
救いようのないものなど僕はまだ知らない

まいうぇい

たのむからついてこい
とても合わせてられないから
イライラしてぶち壊れそうなんだ

わがまま
身勝手
エゴイスト
だからどうした

スピードだけが必要で
今夜は少々狂っていたいから
べつに解らなければいいんだ

道はここにある
間違いなく
僕はここにいる
間違えるはずもなく

あえて

見失ったんじゃない
目を閉じたんだ
あえて

諦めたんじゃない
知らんふりしたんだ
あえて

言い訳したいんだ
誤摩化したいんだ
あえてなんて曖昧な感情で

喜びを増やすよりも
痛みを減らしたいがために
あえてなんて出来過ぎた言葉で

うんざりだ
今日はもう終えよう
あえて

僕だけが知っている

物憂げな夜の訪れは
いつか感じた痛みにも似て
何だか駄目にしてしまいそうな
危うい予感をにじませていく
それでも立ち止まっていられなかった
ただ進むしかなく

見上げた空は今夜も星屑をちりばめて
揺るぎはしない
ここにある壊れやしない想いは熱をちりばめて
微動だにしない

多分、素敵な夜だ
僕だけが知っている

不器用なままが良いなんてこれっぽっちも思わない

綺麗に終わる事はできないから
カッコつける事もできないから
どこまでもとことん傷ついて
嫌というほどそこら中を傷つけて

後ろを向いても変わらないけど
前を眺めたところで始まる訳もなく
ありのままでしか落ち着かず
嘘だけならどうせもの足らない

不器用なままが良いなんてこれっぽっちも思わない
だけども従えないままで
不器用なままが良いなんてこれっぽっちも思わない
だけども馴染めないままで

秋の宵よ

枯葉ひとつ飛ばされて
言葉ひとつ零れ出る
引き締まった風は強さを増して
逆らう心に突き刺さる

秋の宵よ
後悔だけが緩やかに
後味の悪さに溶け込んだ

夜更けの中へ

その風に巻かれに行こう
危うくも素敵な世界は佇む
ここでは感じないから
すぐそこまで転げ出したい

その香りに溶け込みたい
甘美な魅惑の世界の中へ
まだ通り過ぎられないから
すぐそこで戯れていたい

煤けているのに煌めいて
不思議な酔いと
不思議な空気と

一本の線として

昔とか今とか
何が変わった?
昔の俺とか今の俺とか
そんな事は知らない

昔とか今とか
それがどうした?
俺は確かにここにいるだけ
本当の事はそれだけ

一本の線の上に立ち尽くす
ごちゃごちゃ絡まっても一本の線としての

昔とか今とか
そんなものではちょん切れない
流れて行くのは時代だけ

綱渡りの毎日に

帰る場所もまだ見えないまま
季節の垂れ流す匂いにつられ
調子に乗って走り出す

どうせ綱渡りの毎日に
勢いだけの早とちり
悪くもないかと

どう転がるのか分らないから
吹き荒れる風を信じてみても
何とかなりそうな気がして

まだ綱渡りの毎日に
強がりだけの意地っ張り
なるようになれと

いつも思っているんだ

いつも思っているんだ
どこまで続くのだろうかと
この道の果てに望む景色の事を
終わりはいつも退屈な優越感にあふれてる
始まりはいつも窮屈な期待感にあふれてる

いつも思っているんだ
なぜ繰り返すのだろうかと
嘘か本当かすら解らずじまいのまま
終わりはいつも悲壮感と誤魔化しだけで
始まりはいつも確定しない疑問符だけで
プロフィール

tukeji

Author:tukeji

昭和中期の冬に大阪で生まれる
バンド、詩、その他もろもろの真っ最中

<当サイトに掲載されている詩、文書の著作権は全てtukejiに有ります。無断転載、複製は固く禁じます>
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