幾分か不完全な終わりに

踏みつけられた蝉の死骸
落ちる汗はもう残りかす
永遠の夏、刹那の夏、想う心に終止符をうつ

一段と突き抜けるような高い空の下で
まだ生温いままの風に吹かれながらも
くすぶった感情はやがて季節を越えて行くだろう

何もなかった物足りなさに幾分の安堵を覚え
何もなかった物足りなさに幾分の不安を流し込む

不細工な夏
幾分か不完全な終わりに

さよならを抱えて

夏の終わりのこんな日に
雨上がりの蒸し暑い路上で立ち尽くす
言い忘れたままのさよならを抱えて

まだ、そこに在るのは
使い切れないほどの純な感情
まだ、そこに在るのは
僕には似つかわしくない正義というやつ

過ぎ去るのはただの時間
此処に残るのはただの夢
言い忘れたままのさよならを抱えて

おい、お坊ちゃん

何も終わっちゃいない
それでも俺たちは現在ここにいる
どうにかこうにか生き延びて
この意味解るか?
おい、お坊ちゃん

何も始まっちゃいない
だから俺たちは現在ここにいる
どうにかこうにかなる方がましだ
この意味解るか?
おい、お坊ちゃん

可もなく不可もなく
笑い続けるとはそういう事なんだよ

損もなく得もなく
笑い続けるとはそういう事なんだよ

泣きたければ一人で泣いてくれ
なあ、すっとぼけたお坊ちゃん

僕、おなかが痛い

都合良く

下手打ちゃすぐに腹こわす

誰が選んだ

危険なヘタレ

暗闇の中から

この暗闇が去れば何が変わるというのだ
太陽は必ずやそこにあり
風は常に吹き曝す
それだけでよかった本当は

この暗闇が居座ろうが僕は変わらない
太陽は必ずやここを照らし
風は常に吹き曝す
それだけでよかった本当は

この眼に全ては映る
この耳に全ては入る
この想いは全てを越えて行く

滑稽

明けきらぬ
煮えきらぬ
遣りきらぬ

それでも引きもきらず
いい気なもんだ

わかっているのにいい気なもんだ

夏の夜の雨

いつの間にか此処まできたら
やっと気付いた雨の音
憂鬱なんて何処にもないが
せつなさ煽る雨の音

空を見上げて
此処にある夏

空を見上げて
此処にいる俺

懐かしき音は
過ぎる夜の雨の音

狂って涙

狂ったこの世を歩こうぜ
大した事はないって
僕の足は止まらない
僕の想いは自由に跳ねる

狂ったこの世を見つめたら
胸が高鳴ってしまったよ
僕はまだ素面のままで
僕の想いは自由に跳ねる

狂ったこの世を笑ったら
涙が溢れて来やがった
狂ったこの世のために
垂れ流す涙などこれっぽっちもないというのに
プロフィール

tukeji

Author:tukeji

昭和中期の冬に大阪で生まれる
バンド、詩、その他もろもろの真っ最中

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